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医療カテゴリー ゆるドクの戯言

病院で好まれる「愛され患者」とは(入院編)

一生のうちで病気や怪我などで一度も入院しなくていい人はいないのではないでしょうか。

誰でも入院するなら医師や看護師にできる限り気にかけてもらい、十分な医療を受けたいと思うでしょう。

しかし、患者の中には「好まれる患者」と「嫌われる患者」がいます。

医師や看護師も「人」です。どちらをよりみたいと思うでしょうか?

当然、「好まれる患者」の方がより往診に来てもらえたり、相談に乗ってもらえます。

ではどのような患者が病院で好まれる「愛され患者」なのか?

それを解説していきたいと思います。

 

愛想がいい患者

ゆるドク
まず挨拶はしっかりしましょう。

朝、医師や看護師が往診、血圧測定などで毎日必ず声をかけていると思います。

その際に「おはよう」を言うのと言わないのでは大分印象が異なります。

ブスッとしていたり、返事をされない患者に対しては「なんかいつも不機嫌だから後回しにしようかな」とか「まぁ夕方に顔出せばいいか」などと思われてしまい、往診などの回数が減ってしまうことがあります。

体調が万全でない時もニコニコしなさいと言うのではなく、単に「おはよう」「こんにちは」を言うだけです。

たったそれだけでも違うのです。

ただ、医師が往診するたびに「いつもいつも大変お世話になって・・・」や「先生のお陰です。ありがとうございます。」など仰々しい感じで挨拶されると今度は逆に恐縮されることが多いです。

普通の挨拶で十分です。

 

感謝を言葉(手紙)にしてくれる患者

「袖の下」や「御心付け」と言われる謝礼金のことではないです。

人は「人の役に立つ」ことを仕事のモチベーションにすることが多いです。

ゆるドク
役に立っていることが一番実感できるのはやはり感謝されることです。

医師や看護師の労働は結構肉体的にも精神的にも辛いことがあります。

「しんどい」「疲れた」と思っている時に「ありがとう」と言われると、頑張ろうという気持ちになります。またこの仕事をしていてよかったと実感します。

「人の役に立っている」と実感できる患者のところには医師や看護師も足取りが軽くなり、多少の無理(患者側の都合に合わせて退院日を1日早めたり、遅くしたり)でも聞いてくれることがあります。

患者にもらった手紙は保管し、たまに見返すという看護師はよくいます。

なので是非、入院中は感謝の言葉(手紙)を伝えてみましょう。

 

ちなみに、「謝礼金」も役に立っていることを実感出来るものになりますが、原則として謝礼金は不要です。

謝礼金の有無で治療自体が変わったりすることはありません。

 

病気、術後リハビリに対して前向きな患者

ゆるドク
治療に積極的な人やリハビリを頑張る人は応援したくなります。

その患者をサポートしたいと思うため、現在の治療以外にもできることはないか?、今この患者にとって一番いい治療は何かと医師やコメディカル(看護師や理学療法士など)は考えます。

一方でやる気がない患者に対しては医療スタッフがどれだけ頑張っても意味がないと感じてしまいます。そのため医師も患者に対して真摯に向き合わない可能性があります。

特に術後のリハビリを頑張らない人に対しては「何のために手術したの?」と思うことがあります。

しんどい時は「しんどいから無理」と言うのは悪くありません。

常にやる気がないのは🆖です。

 

病状把握がしやすい患者

病状は画像検査や血液検査でもある程度推測はできますが、やはり患者自身の感じる状態も大事です。

特に私は整形外科なので手術の前後でどのように変わったのか、逆に変わらなかったのかをしっかり伝えてもらいたいです。実際に手術をしても変わらない症状(痺れや筋力低下など)はあります。

薬を開始して効果があったのか、副作用が出ていないかも気になるところです。

患者に適切な治療をするためにも病状を正確に把握する事は大事です。

ゆるドク
つまり、自分の言葉で自分の状態を正確に言える患者は好まれます。

 

また実を言えばカルテの記載にはルールがあります。

  • S(subjective):主観的情報 患者の言った症状や状態など
  • O(objective): 客観的情報 術後の傷の具合など客観的に見た状態
  • A(assessment): 評価 SOを把握した上で現在の患者の病状、状態などの考察
  • P(plan): 計画(治療) 今後どのようにしていくか。

基本的にはこのSOAPをカルテに記載します。

カルテ記載においてもSがしっかり具体的に言える患者は好まれます。

 

医師とコメディカルで態度を変えない患者

ゆるドク
現在の医療において医師単独で治療が行えることなどほとんどありません。

医療はチームで行います。

入院中にお世話になる事(回数)は医師よりもコメディカルの方が多いです。

それなのに医師に対してはすごく低姿勢なのにコメディカルに対してはやたら高圧的な人が偶にいます。このような場合、医師は問題なくてもコメディカルの協力が得られにくくなりますし、特に看護師に嫌われます。これは大変もったいない行為です。

医師にもコメディカルにも同じようなスタンスで対応しましょう。

治療してくれている医師には言いづらいからと医師とコメディカルで状態の説明を変えるとどっちが正しいのか分からなくなるので自身の状態を説明する時も同じように説明しましょう。

ちなみにどれだけ医師に愛想良くしてもコメディカルへの態度悪い場合は必ず主治医に報告されています。

コメディカルへの態度を悪くしても百害あって一利なしなのでやめましょう。

 

まとめ

今回は病院で好まれる患者について書いてみました。

上記の5つをしていて嫌われる患者はまずいないです。

入院するのであれば快適に入院生活がおくれるよう参考にしてみてください。

 

 

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  • この記事を書いた人

ゆるドク

地方で勤務医として働いている30代
整形外科専門医 | 脊椎脊髄病医 | 難病指定医
『ゆるく生きる』がモットー
お仕事の依頼はTwitterのDMから
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