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予約しているのになぜ病院で待たされるのか?

病院(特に総合病院などの大病院)で「予約」してるのに待たされること多くないですか?

もちろん、担当医は予約をしている人を優先して診察し、待ち時間を減らすよう努力はしているはずです。

しかし、それでも患者さんを待たせてしまうことがあります。

一体なぜか?

それについて ゆるドク の見解を述べてみます。

この記事のポイント

  • 病院で待たされる理由 4選
  • 待ち時間を減らす努力 4選

 

 

待ち時間が発生する理由

そもそも患者の数と予約の人数が合っていない

おそらく、このケースが一番多いのではないかと思います。

今まで私が務めてきた病院では30分で3~6人の枠がありました。そして予約の枠は15〜30分で区切られていました。

診察の多くが3〜10分であるため(厚生労働省参照)、この設定が正解でしょう。

当然、枠を考慮して予約を調整しようとしますが、その日に診るべき患者が多い場合や患者側からこの時間でないと難しいと言われると、枠がないところに無理やり予約を入れることもあります。

このような患者が多くなればなるほど患者さんを枠内に診察することができず、徐々に後ろの方から待ち時間が長くなっていきます。

検査結果が出ていない

血液検査は結果が出るまでに1時間程度かかることがあります。

CTやMRIなどの画像検査も撮影するだけでなく、画像の再構成が必要な場合が多いです。

また画像検査に関しては放射線診断科の先生が確認してコメントを出してもらうまでの時間もかかります。勿論、自分の専門分野の画像は基本的には自分でも確認しますが、見落としがあってはダメなのでやはり放射線診断科の先生のコメントが欲しいというのが本音です。

レントゲン程度であればあまり待ち時間はありませんが、その他の検査を行う場合には待ち時間が発生することが多いです。

急患が来ている

診察室から患者が出てきたのに次の人が全然呼ばれない時ありませんか?

そんな時に多いのが救急患者が来ていることです。

外来を予約している患者を蔑ろにしているわけではありません。

救急でこられている患者は緊急で処置が必要な場合が多く、優先せざるを得ない場合があります。(急を要する必要がなければ予約外なので当然待っていただきます。)

診察が終わっているのに患者が診察室から出ていかない

「そんな人いるわけない」

と思った方も多いかもしれません。

しかし、結構このタイプの患者はいます。

一通り診察、治療が終わり

ゆるドク
では次回は〇月○日にきましょう。では・・・

と言った時に「そうそう、そう言えば・・・」と別の話をしてなかなか診察室から出ない人がいます。待たされた分、色々話したいのでしょうか?

しかも本当に診察と関係のない話をされることがあります。お見合いの話を持ってきた強者もいました。(普段から結婚指輪をしていなかったからでしょうか💦)

当然、診察室から患者が出なければ次の方を呼ぶこともできません。結果その後の人が待たされることになります。

 

待ち時間を無くすための努力

勿論、医師側も待ち時間ができてしまうことは申し訳なく思っており、私は待たせた場合は必ず診察前に謝罪をすることにしています。

しかし、患者は謝罪してもらうよりも予約通り診察する方がいいわけです。

そのために医療側も以下のようなことをしています。

外来患者の予習をする

当然予習をしていれば診察前に過去のカルテを見直す時間が減ります。

その分、診察と診察の間が短くなり、結果として診察のスピードが上がります

実際、私は前日に外来患者を予習をしてから外来を行なっています。

予習をしていなかった頃と比べると格段に患者の待ち時間は減っていると実感します。

ただ、電子カルテではない、紙カルテの場合は前日に予習するのは結構手間なので紙カルテを使用している病院ではなかなか難しいです。

医療クラーク(秘書)にカルテを記載してもらう

医療クラークとは正式には「医療事務作業補助者」と言われ、医師の事務作業を補助する役職の人です。

医師がカルテを記載するとその時間患者を待たせることになります。

医師は診療に専念し、カルテ記載をクラークにしてもらうことで診察時間、診察と診察の間の時間を短縮することができます。

医師が自分でカルテを記載している時は記載中は患者を向くことができず、また無言になるため微妙な空気になります。

クラークがいるとそのような空気感にもならないため、色々な意味で大変ありがたい存在です。

検査と診察の日を分ける

上にも記載したように検査結果が出るには時間がかかります。

そのため、患者と相談した上で了承が得られれば検査を行う日と結果を説明する日を分けることもあります。

この方法であれば検査日は検査をしたら待つことなく帰ることができ、説明をする日も結果が出るのを待つ必要がありません。

患者は2度病院に来るという手間がかかりますが、それぞれが予定の時間で終わることができ、待ち時間という不毛な時間を減らすことができます。

ただ、病院から遠方に住んでいる方には難しい方法です。

10秒チャージ

血糖値が落ちると頭の回転も遅くなり、診察に時間がかかる可能性があります。

しかし、外来患者を待たせてご飯を食べることは難しいです。。

ではどうするか?

かつてCMで「10秒チャージ」という単語を知らしめた商品があります。

皆さんもご存知「ウィダーinゼリー」です。

ウィダーやカロリーメイトゼリーであれば10秒も掛からずに飲めます。

(カロリーメイトの固形は飲み込むのに時間がかかるので🆖)

 

まとめ

予約しているのに病院で待たされる理由、そしてそれを少しでも減らそうとしている医療側の努力を書いてみました。

「客商売のくせに待たせるのか!」と言う人もいますが、病院側もわざと患者を待たせるようなことはしません。

そもそも医療職は客商売と言えるか微妙ですが・・・

参考医療は聖職業かサービス業か?

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この記事を最後まで読んでくれた患者さんにもお願いがあります。

病気や症状と関係のない話は辞めてください。待っているのは貴方だけではないのですから。

 

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  • この記事を書いた人

ゆるドク

地方で勤務医として働いている30代
整形外科専門医 | 脊椎脊髄病医 | 難病指定医
『ゆるく生きる』がモットー
お仕事の依頼はTwitterのDMから
病気の相談はご遠慮ください

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