スポンサーリンク

医療カテゴリー

セカンドオピニオンの前に「絶対」知っておくべきこと。

今回は「セカンドオピニオン」について話しましょう。

皆さんは肩が痛い時、腰が痛い時にどんな病院を受診しますか?

最初から色々調べて病院を受診する人もいると思いますが、

大半の方は「自宅や職場から近い病院」を受診されるのではないでしょうか。

処方された薬がよく効いたり、説明がしっくりくる場合はいいのですが、なかなか症状が改善しない場合や先生とソリが合わないということもあると思います。

そんな時に「セカンドオピニオン」を考える人は少なくないでしょう。

しかし、「セカンドオピニオン」は最良の方法でしょうか?

メリットだけでなく、デメリットもあるのでそれを踏まえた上で「セカンドオピニオン」をするか考えましょう。

この記事で学べること

  • セカンドオピニオンをするメリットとデメリット
  • セカンドオピニオンの前にとるべき行動

セカンドオピニオンのメリット

病状について別視点での説明が聞ける

同じ病気でも医師によって説明の仕方はかなり違います。

画像を見せながら説明する先生もいれば、絵やイラストを書いて説明をする先生もいます。

同じ内容であっても説明方法が異なれば納得できなかった病状が理解できる可能性があります。

治療の選択肢が増える

病院によってできること、できないことがあります。

他の病院を受診することで治療の選択が拡がります。

例えば椎間板ヘルニアに対する治療を見てみましょう。

クリニックであれば手術室はないため、基本的には服薬での除痛が主となります。しかし、透視室があるクリニックであれば神経に直接注射を打つ治療(神経根ブロック)ができます。さらに病院であれば椎間板ヘルニアを溶かす注射(ヘルニコア)や手術という選択肢も出てきます。手術も顕微鏡を使うのか内視鏡を使うのかなど病院によって治療方法は様々です。

このように病院・クリニックによって出来る治療が異なります。

治療の選択肢を増やすためにも他院を受診することは検討の価値ありです。

誤診が防げる

これはあってはならない事ですが、誤った診断をされている事は「絶対に無い!」とは言い切れません。

実際に太ももの痛みで近くの病院に通院していた方で「椎間板ヘルニア」と診断され、治療をされていましたが、症状が改善しないと受診された際の精査で大腿骨の骨腫瘍が見つかったケースもあります。

的確な診断・治療を受ける為にも複数の目で確認してもらう方が良いでしょう。

 

セカンドオピニオンのデメリット

セカンドオピニオンは高額

セカンドオピニオンの最大のデメリットは高額な料金

セカンドオピニオンは保険が効きません。

自由診療になるため、受診先の病院が自由に金額を決めることができます。

多くの病院は30〜60分で1万円以上の設定がされています

3割負担に該当する場合、通常の初診料が「850円」で再診料は「220円」です。それと比較するとかなり高額です。

セカンドオピニオン先が信頼できるか分からない

セカンドオピニオンで受診する病院・医師に今まで一度も受診したことがありません。

実際に行ってみないと、どのような病院・医師か分かりません。

最初から信頼関係を構築する必要があり、結局微妙だったなんてこともあります。

もし、ここでも信頼関係が構築できない場合、「ドクターショッピング」とも言われる、様々な病院を回り続ける状態にもなりかねません。

セカンドオピニオンの意味がない場合がある

メリットのところで誤診を防げると書きましたが、

同じ画像や検査結果だけで判断する場合、全く違く病気が見つかるケースは稀です。

特に画像検査の場合は放射線診断科も確認されていることが多く、診断科の先生が見落とす可能性は低いでしょう。

「何か別の疾患があるはずだ!」と受診しても同じ病名・病状を説明されることがあります。

 

セカンドオピニオン以外の選択肢

そもそもセカンドオピニオンを考えるときとはどの様な時でしょうか?

やはり受診している病院・医師に不信感があるときですよね?

もし、セカンドオピニオンをして、元々の病院の治療が適切だからそちらで治療をしてもらいましょうと言われて戻る人は少ないでしょう。

セカンドオピニオンは高額であるという話しをしましたが、実はセカンドオピニオン以外にも他の病院を受診することはできます。

「転医」してしまえばいいのです。

転医する方法は簡単です。

セカンドオピニオンと同様に今受診している先生に希望の病院へ紹介状を書いてもらうだけです。

紹介状の内容の違いは「セカンドオピニオン目的」と記載されるかどうかくらいです。

別の病院に行きたい!と言ったら失礼かな?怒られないかな?と心配になる人もいるかもしれませんが、その心配は不要です。

そもそも他院に紹介してほしいと言って「ダメだ!」と言う先生はかなり変わった方なので、行かない方がいいです。

紹介状書けないと言われたら勝手に他院に行けばいいのです。

行った先の病院が元の病院に治療内容などを情報提供書で要求・確認するので、最悪紹介状はなくても大丈夫です。ただ、紹介状がない場合、初診料が高くなる場合もあるので調べてから受診しましょう。

それでも気になる人は

「引越しします。今後こちらを受診するのが難しそうなので〇〇病院に紹介してもらえませんか?」

と言えば100%書いてもらえます。

信頼できない病院に受診している時間はもったいないです。

さっさと自分が納得して治療してもらえる病院に転医しましょう。

 

まとめ

今回はセカンドオピニオンについて解説しました。

今の病状説明・治療内容に納得がいかない場合はセカンドオピニオンという方法もあります。

ただ、セカンドオピニオン自体もメリットだけではありません。

別の病院・医師を受診したいという目的であれば「転医」という選択肢があることも頭に入れておきましょう。

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人

ゆるドク

地方で勤務医として働いている30代
整形外科専門医 | 脊椎脊髄病医 | 難病指定医
『ゆるく生きる』がモットー
お仕事の依頼はTwitterのDMから
病気の相談はご遠慮ください

-医療カテゴリー

© 2021 ゆるドクのブログ Powered by AFFINGER5