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ゆるドクの戯言

失敗しない整形外科の選び方

みなさん腰や肩が痛くなった時はどこへ行かれますか?

整体やマッサージに行く人もいると思いますが、整形外科を受診される方も多いのではないでしょうか。

整形外科で

ゆるドク
50肩ですね
ゆるドク
ぎっくり腰ですね

と言われ、痛み止めをもらってもなかなか治らないことありませんか?

そして別の病院で

ゆるドク怒ってます
腱が切れてますね
ゆるドク怒ってます
ヘルニアですね

とか言われた事ある人もいると思います。

なぜ2つの病院で診断が変わったのか?

失敗しない整形外科の選び方を解説したいと思います。

ココに注意

特定の病院を否定するわけではありません。病院選びのヒントになれば幸いです。

なお、巷でいう「整形」は「美容形成外科」です。

整形外科と美容形成をお間違えないようご注意してください。

 

そもそも整形外科が専門かどうか?

実は整形外科ではない医師が「整形外科」を標榜に掲げ開業することがあります。

実は「診療科名の標榜には厚生労働大臣の許可は不要」なのです。

(ただし、麻酔科を除く)

高齢化社会となった今、「腰痛」「肩痛」などの症状を訴える方が多くなっています。

詳しくはこちら

そのため、開業後に患者を集める方法として「整形外科」を標榜する医師がいます。

以前勤めていた病院の近くでも「麻酔科」出身なのに「整形外科クリニック」を開業されている方います。骨折に対する治療もセオリーと異なることをしており、心の底から整形外科を名乗るのをやめてもらいたいです。

なお、専門医となるには(2019年までは)

  • 日本整形外科学会に4年以上正会員として所属
  • 研修期間は厚生労働省の定める卒後臨床研修(2年間)を含め6年以上
  • 研修期間中に日整会が主催または認定する教育研修講演を受講し、30単位を取得する

以上を満たした上で専門医試験に合格する事が必要となります。

つまり整形外科専門医は最低でも4年以上は整形外科で研鑽を積んだ医師

もちろん専門医が診断を間違えないわけではありませんが、そのリスクはグッと減ります。

なお、専門医かどうかを調べる方法はあり、日本整形外科学会Hpから検索ができます。

行く予定の病院の先生が整形外科専門医か調べてみましょう。

 

整形外科専門医にも得意・不得意分野がある

実は整形外科専門医となっても全て満遍なく診察できる医師はほとんどいません。

整形外科の中でさらに専門分野に分かれており、その全てを網羅することは不可能です。

主な専門分野は以下になります。

外傷,脊椎,肩関節,肘関節,手の外科,股関節,膝関節,足関節,骨・軟部腫瘍,リウマチ

(各大学で分野の分け方が違うので必ずしもこの通りではありません。)

自分の専門分野と被る可能性がある分野や似た症状を呈する疾患など(肘+手や膝+足)は詳しくなりますが、その他の分野ではやはり専門家にはかないません。

脊椎脊髄、手外科、骨・軟部腫瘍、リウマチは専門医の資格がある

脊椎,手外科,骨・軟部腫瘍,リウマチに関しては

といった専門の資格があり、その専門医かどうかを調べればすぐにわかります。

受診する予定の病院や先生が専門医かどうかは上記のリンクからお調べください。

なお、脊椎脊髄指導医 ≒ 脊椎脊髄専門医です。

ただ、骨・軟部腫瘍の先生はあまり積極的に専門医をとる印象がありません💦

基本的にこれらの資格を取っている先生はHpなどに記載しているのでHpを見るだけでも分かります。

ではそれ以外の専門分野はどのように調べるのが良いでしょうか?

病院のHpを見てみよう

意外かもしれませんが上記以外に専門医はありません。

しかし、肩が痛い時には肩を専門としている先生に見てもらいたいですよね?

専門分野が知りたい時はまずは病院のHpを見てみましょう。

場合によっては専門分野の記載があります。

下記はとある病院のHpの一部を抜粋していますが、「専門」という項目があります。

 

 

このように専門分野を提示している病院が多くあります。

その場合はさらにHpを見て「初診」がその先生であることを確認し、受診しましょう。

しかし、それすらない場合はどうすればいいのか?

所属学会を見てみよう

これはとある先生の所属学会リストになります。

御本人にご確認し、許可を得て記載しております。

 

 

この中で注目したいのは肩関節学会骨折治療学会に所属しているという事です。

つまり肩関節疾患や骨折などの外傷を専門としていることを示唆します。

整形外科医の多くは自身の専門分野の学会に所属しています。

つまり所属学会を見ればその先生の専門分野がわかるということです。

近くの病院で紹介してもらう

もはや調べること自体、面倒臭いという人はまず近くの整形外科を受診しましょう。

整形外科同士であれば近隣の先生が何を専門としているか知っています。

(他科の先生のことは分からないことが多いので聞かないように)

なのでとりあえず受診して「肩が痛いから肩の専門の病院に紹介して」と言えばいいのです。

その先生が肩専門であればそのまま診てくれますし、そうでなければ基本的に専門家に紹介してくれます。

実際、私もよく脊椎・脊髄の紹介を頂きますし、それ以外の分野は近隣の先生に紹介をします。

ちなみに「紹介してほしい」と言われて嫌がる先生はあまりいないと思います。

もし、拒否される場合はその先生は周りからも「変な先生」と思われている可能性があるため受診自体やめて別の病院にした方がいいかもしれません。

 

まとめ

失敗しない整形外科病院の選び方を書いてみました。

「かかりつけ医」を決めてその病院で全てを診てもらうことは悪いことではありませんが、なかなか症状が改善しない場合は専門家に診てもらうことも考えるべきです。

 

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  • この記事を書いた人

ゆるドク

2018年に整形外科専門医となる。 現在は地方都市で勤務医として働いている30代、二児の父ちゃんです。 ゆるく生きる事を目標に毎日の仕事をしつつブログを作成しています。 『目指せゆるドク!!』

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