ゆるドクの独り言

医師が教える [短期間で] 100%痩せる方法

この記事をわざわざ見にきた方は「短期間で何がなんでも痩せたい!」と思っている人だと思います。

もしあなたが楽に痩せたいと思っているならこのページを見ることはオススメしません。

短期間」で「100%」痩せる為にはもちろんそれなりの我慢努力が必要であることを理解した上で続きを見るようにしてください。

またこのダイエット方法は「短期間」で効果をあげることを目的としているため、長期間行うことは健康上オススメできません。

 

何故、人は太る(脂肪がつく)のか?

そもそも体脂肪とは何か?

体脂肪とは

「食事で摂取した栄養の余剰分を体に蓄え、万が一の際にはエネルギーとして利用できるようにしたもの」

です。

現在の日本において食事が一切取れずに餓死するなんてことはかなり特殊なケースだと思いますが、過去の時代においては飢饉や戦争で満足に食事が取れないことがあったため、人間が生き延びる為に必要に応じて進化した結果、身体につくようになったものです。

現代の飽食の時代では普通に生活していると太ってしまうことは必然とも言えます。

また内臓脂肪や皮下脂肪という言葉を聞いたことがある方もいると思います。これらは体脂肪がついた部位によって名前が変わっていると考えてもらえれば良いです。

痩せるために知っておくべき3つのこと

脂肪がついてしまった場合はどうすればいいのか?

すぐにでも運動すべきか?運動ではなく食事制限をすればいいのか?

効率よく痩せるために、まず以下の3つを確認した上でダイエットを始めましょう。

自分の基礎代謝を知る

皆さんこう思ったことはありませんか?

若い頃はいっぱい食べても数日で体重が戻っていたのに最近体重が戻らないぞ?

と。

それは基礎代謝というものが影響しています。

基礎代謝とは

心身ともに安静な状態の時に生命維持のために消費される必要最小限のエネルギー代謝量

のことを言います。(引用:厚生労働省 e-ヘルスケアネット

つまり、わざわざ運動しなくても消費してくれるカロリーのことです。

その基礎代謝を計算する上で一番有名なのがハリス・ベネディクト方程式で以下の式となります。

女性 665 + 9.6 X 体重kg + 1.7 X 身長cm - 7.0 X 年齢
男性 66 + 13.7 X 体重kg + 5.0 X 身長cm - 6.8 X 年齢

自分で計算するのが面倒なのでこちらのサイトに行きましょう。計算してくれます。

この式で一番注目したいのは年齢が式に組み込まれていることです。

体重や身長は人によって変わりますが、年齢は誰しもが必ず増えていきます。

つまり[年齢と共に必ず基礎代謝は落ちていく]

基礎代謝と日常の運動による消費カロリーを超えたものが体脂肪として蓄えられるので、これが日々の運動量や食生活を変えていないのに歳をとると脂肪がついてしまう要因です。

毎食の大まかなカロリーを把握する

日々どのくらいのカロリーを自分は摂取しているのかを把握せずにダイエットを行うと必ず失敗します。

その日、その日でどのくらい食べるかは変わりますが、一日の摂取カロリーを知らないとそれを消費するのにどれくらい運動が必要になるか分からないからです。

実際、2007年にレコーディング ダイエットが流行り、話題になりました。

1日の摂取カロリーを把握するダイエットであるため、カロリー調整や運動の調整に大変役に立ちます。ただ、毎食全てのカロリーを正確に把握することは流石に息苦しくなります。

なので私が推奨するのは

今の食事は大まかに700kcalくらいかな?

と100の桁くらいを適当に把握するレベルです。

(食べたもの+カロリーで検索すれば大体google先生が教えてくれますし。)

基本、ダイエットで大事なのは毎日の継続なので「面倒なこと」は避けましょう。

毎日体重計に乗り現状を把握する

やはり、現状把握は大事です。

現状がわからないと改善の仕様がありません。飲み会の翌日などに「浮腫んで重くなっているから乗らない」ではなく、自分の戒めにも体重計に乗りましょう。

ただ、体重が落ち始めると体重計に乗ることが楽しくなるので面倒臭いのは最初だけだと思います。

体重計に乗ることを習慣づけるのが一番です

測ることに慣れれば、よく食べた後も何キロくらい増えちゃったかな?という怖いもの見たさで乗れてしまいます。

なお、毎日の体重は記録することが望ましいですが、自分が把握できていればいいので乗るだけで大丈夫です。

 

痩せるためやるべきこと

ダイエットしていることを周囲にアピールする

ダイエットを始めるのであれば家族や同僚に積極的に宣言しましょう!

「痩せたら報告しよう」とか考えている人は絶対に痩せません。

「たら・れば」の逃げ道はさっさと塞いでしまいましょう。

ちなみに逃げ道をなくすだけでなく、周りにアピールすることは良いこともあります。

あなたは「ダイエットしてます!」とアピールもしていない周りの人の体型を気にしたことはありますか?普通しませんよね?

でもダイエットを宣言した人がいたらその人が痩せてきたか、はたまた失敗したのか気になりませんか?アピールしないとそもそも誰にも見てもらえません。

実際に少しでも痩せて「痩せてきたね!」と言われると、やる気が維持されます

私は妻+同僚に宣言しました。

初めて1ヶ月くらいで本当に痩せてるのかな?と思った時に妻に「あれ?痩せたんじゃない?」と言われたことでモチベーションが維持できました。なお、同僚に「痩せた?」と言われるまでは3ヶ月かかりました・・・。

一日の摂取カロリーを基礎代謝以下にする

今回の記事の中で一番重要なことです!

さて、いろいろ書いてきましたが「100%痩せる」と謳うにはもちろん条件が必要です。

その条件が1日の摂取カロリーを基礎代謝以下にしてしまうこと」です。

基礎代謝とは何か?脂肪とは何か?は前述しました。そこから導き出される結論は

 

一日の摂取カロリーが基礎代謝を下回れば体脂肪を消費しないと生命を維持できないので必ず痩せる!

 

ということです。

なので自分の基礎代謝を計算し、一日の食事を基礎代謝以下のカロリーにしましょう。

ただ、これを行うと通常の食事は難しくなります。低カロリーなタンパク質中心の食事になります。

最近ではコンビニやスーパーなどでも低カロリーを謳う商品が増えているため、いろいろな所で購入して飽きが来ないようにしましょう。

基礎代謝をあげる

もちろん毎日の摂取カロリーを基礎代謝以下にすれば良いのですが、もし仮に基礎代謝が1000kcalしかない場合、それよりも少なくするのは至難の技です。

(天下一品のこってりラーメン1杯で超えてしまいます💦)

そこで食べる量を増やすためにも代謝をあげるということが重要になってきます。

基礎代謝をあげる一番の方法は「筋トレ」です。

なぜ筋トレか?というと筋肉は基礎代謝の3割を占める一番基礎代謝に影響がある臓器だからです。

なお、筋トレを行うのであれば下半身(主に臀部から大腿)と体幹筋を意識的に行いましょう。

上肢と比べて元々の筋肉量が多いため、これらを鍛えるとより基礎代謝が上がりやすいからです。

さらに積極的に水分も取りましょう。水分補給によって血行が良くなるため、基礎代謝が向上します。なお冷たい飲み物より温かい飲み物の方が胃腸が温まり、内臓の働きが活発になるためさらなる代謝の上昇も期待できます。

「最初に」必要な運動は有酸素運動ではない

こんなこと聞いたことありませんか?

「脂肪を燃やすには有酸素運動がいい」

運動は筋トレだけで有酸素運動をしなくても良いのか?   

答えは「やる必要なし」です。

前述したように今回の記事は「短期間で」痩せる方法です。

毎日の消費カロリーを摂取カロリーより増やすことを目的としています。

なのでまずはいかに基礎代謝をあげ、摂取カロリーを減らすかに重きを置きましょう。

ちなみに走って消費できるカロリーは10分間しっかり走ってもたった100kcalです。

重たくなった身体でいきなり毎日30分~1時間も走れますか? 私には無理です

何度も言いますが、大事なのは毎日の継続なので「面倒なこと」は避けましょう。

ただ、有酸素運動は痩せた後にその体型を維持したり、長期間かけて痩せるには適切です。

今回のダイエットで最初にやる運動では無いということです。

 

実際の結果はいかに?

では本当に上記をすれば痩せるのか?

実際にこの方法を行い、痩せた人を私は知っています。

もちろん「私」です。

具体的に行ったことはまた別の記事にしようと思いますが、3ヶ月での結果は以下になります。

体重は74kg→65kgに減り、腹囲も86cm→81cmまで減りました。

(さらに追加の1ヶ月で体重は62-63kg、腹囲77cmとなりました。)

いかがでしょうか?

この方法を行えば短期間で必ず痩せます。

「短期間で」痩せたいと思う方は是非真似をしてみてください。

 

注意!!

この方法は「短期間」でどうしても痩せる必要がある人だけにしてください。

食事制限によりどうしても糖質からタンパク質中心の食生活になるため腎臓への負荷が大きくなり、腎機能の悪化が起こる場合があります。

また適切に運動をしないと筋力も落ちてしまうことがあり、長期間で痩せた場合よりもリバウンドのリスクが高くなります。

痩せた場合でもこの方法を継続するのではなく、食事は通常に戻し、運動を行うことで体重を維持するようにしてください。

 

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  • この記事を書いた人

脊本 侑(ゆるドク)

アラフォー勤務医
医学博士 ❘ 整形外科専門医
脊椎脊髄指導医 ❘ 脊椎脊髄病医 ❘ 難病指定医
医療ライター ❘ Webディレクター
オンライン美容皮膚科にも勤務
広島東洋カープファン
『ゆるく生きる』がモットー
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