手術記録テンプレート:馬尾腫瘍(神経鞘腫)

脊椎
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全身麻酔下にて腹臥位とした。針電極をADM,quadri,TA,gastro,analに設置.

Hall frame状に腹臥位とし,頭頂部に刺激電極を設置後,Br(E)-MsEPにてmonitoringを開始.

手術を開始した.

L3棘突起のmark(手術高位によって変更)をmerkmalにL2-4棘突起上にca.8cmの正中縦切開を取り,L2-4棘突起を露出し.L3棘突起を縦割し,PVMとともに外側にRetractした.L2下縁~L4上縁の椎弓を露出し,L2椎弓下縁及びL3椎弓,L4椎弓上縁を切除し、黄色靭帯を露出した.黄色靭帯は肥厚していたが硬膜との癒着は認められなかった.黄色靭帯を切除し,硬膜を露出した。

まずecho下に腫瘍の位置を確認し,硬膜の正中を縦切,さらにクモ膜も切開した.硬膜とクモ膜をともに6-0ナイロンでtentingした.

根糸と連続する腫瘍を確認

腫瘍の近位と遠位を微弱電流にて刺激するも筋電図の反応は認めなかった.

クモ膜下腔を確認すると根糸(馬尾神経)と連続する腫瘍を認めた.腫瘍の近位と遠位で根糸を微弱電流にて刺激し,下肢筋及び肛門括約筋が反応しないことを確認した.なおその他の根糸を刺激した場合は筋電図の反応を認めた.腫瘍のすぐ近位と遠位の根糸をしっかり凝固止血したのちに腫瘍を根とともに切離した.

腫瘍切除後

腫瘍を病理(迅速含む)に提出した.(迅速病理では腫瘍はschwannomaであった.)

脊髄内からの出血がないことを確認.患者の体位を少しHead downした状態で硬膜とクモ膜を6-0ナイロンで連続縫合を施行した.ブロー(腹圧を上げても)での髄液漏がないことを確認した.

echoで腫瘍の取り残しがないことを確認し,硬膜をネオベールとボルヒールで補強した.

縫合後に髄液漏がないことを確認.さらにボルヒール・ネオベールにて硬膜を補強した.

創部を十分に洗浄し,ドレーンを硬膜外に1本留置(陰圧はかけず)し,筋膜を1号バイクリル,皮下を3-0バイクリル,皮膚を3-0ナイロンでin-layerに閉創した.

術中、術後のmonitoringでは電位の低下は認められず,術後下肢の運動は問題なかった.

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