Stryker Accolade TMZF Cementless Hip Systemの場合。右股関節の場合。
サイズは術前計画でおおよそのサイズを確認しておくこと。
outer cup φ(①)mm,127°Neck Angle Hip stem size #(②),femoral head (③)mm ,offset (④)mm
患者を全身麻酔下(または脊椎麻酔、硬膜外麻酔)に側板を使用し、3点固定にて左側臥位とした。
大転子後縁を中心としたMoore型皮切(後外側アプローチ)にて10cm皮切。筋膜を切離し、大殿筋を線維方向に鈍的に割り、短外旋筋群を露出した。梨状筋は温存することとした。(切離場合:大転子付着部より切離し1-0サージロン糸を用いstay sutureした。)短外旋筋群を方形筋中枢の大転子付着部側まで骨膜下に切離し、関節包を露出した。
関節包をL字切開し、大腿骨頭および頚部を展開。骨頭円靭帯を切離し、骨頭抜去器を用いて大腿骨頭を摘出した。骨頭はφ(①)mmであった。同径のトライアルを行いサイズを決定した。
次に大腿骨側の頚部を小転子より1横指中枢で大腿骨骨軸に対して45°の角度で頚部を切除した。大転子外側に付着している梨状筋の付着部を一部剥離し、箱ノミで骨孔を作製した。starter reamerを骨軸方向に挿入し、ラスピングを施行。Sizeは#(②)にて良好であった。
(③)mmのtrial head、(①)mm径のCupにてTrialを行い股関節可動域、軟部組織の緊張が良好であり、脚長差がなく、容易に脱臼しないことを確認。
髄内を十分に洗浄後に outer cup φ(①)mm,127°Neck Angle Hip stem size #(②),femoral head (③)mm offset (④)mmを挿入。
創内を十分に洗浄したのち関節包を縫合し外旋筋群を大転子部に縫着させ、in-layerの創を縫合し手術を終了した。