手術記録テンプレート:肩関節脱臼〜 Bristow 変法 〜

肩関節
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斜角筋ブロック+全身麻酔下に患者を仰臥位(15度 Head up)にして、手術開始した。

烏口突起やや外側から上腕骨に向かって7cm程度の皮切を置き、deltopectroral approachで創を展開した。

橈側皮静脈を筋鉤で内側に避け、筋間を鈍的に剥離していくと烏口突起露出させることが出来た。共同腱を同定した。筋皮神経は露出されなかった。烏口突起に付着しているCA ligamentおよび小胸筋付着部を電気メスを用いて前方で切離した。(上腕二頭筋腱短頭と烏口腕筋は切離せず、そのままとした。)烏口突起先端から基部に向かって、ガイドピンを挿入し、ドリリングを行った。烏口突起先端から15mm程度の部位に電気メスでマーキングし、ボーンソー(L字10㎜とストレート10㎜を使用)を用いて烏口突起を切離した。

前腕を外旋させて、肩甲下筋を同定、肩甲下筋の中腹を鈍的に分けると、関節包を露出することが出来た。この際、肩甲下筋にはウルトラブレードをかけてStay sutureした。

関節包の上から関節窩が触れることを確認し、4時方向の関節窩周囲の関節包を電気メスにて切離し、周囲の骨膜をコブを用いて剥がした。

関節窩の4時方向の関節面より8mm程度内側に、透視下で方向を確認しながら、ガイドピンを刺入した。ガイドピンの長さを測ると26mmであった。CTの計測と差異がなく、イメージおよび関節鏡下に関節内へガイドピンが挿入されていないことを確認した。ガイドピン越しにドリリングを施行した。烏口突起骨片の長さが16mmであったため、44mmのScrewを使用することとした。切離した烏口突起にワッシャ―とスクリューを先端が少し出る程度まで挿入し、これを関節窩に刺入しているガイドピン越しにScrewにて関節窩へ固定した。Screw挿入時は骨片をコッヘルにて把持し、回転しないようにした。

関節鏡下に骨片の位置を確認すると4時の方向に骨片が固定されているのが確認でき、さらに関節面へ骨片が出ていない事を確認した。

分けた肩甲下筋をStay sutureしたウルトラブレードを用いて修復した。

マルチチャネルドレーンを三角筋筋層下に挿入し、三角筋をサージロンにて縫合、皮下を3-0バイクリル、皮膚を40ナイロン糸で閉創し、手術を終了した。

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