画像はStryker社 Gamma 3手技書より引用させていただきました。
リーミングの太さは術前計画にて調整してください。
γnail(Gamma 3)
φ(①)mm 170mm 125度(頚体角は120、125、130から選択)
lag screw (②)mm Ulag
locking screw (③)mm
endcap stad
腰椎麻酔下に、患者を仰臥位とし牽引手術台にて手術を開始した。
イメージ下に骨折部を確認し、内転、内旋させることで整復位を得た。
大腿骨軸の延長線上に、大腿骨転子部より約1横指頭側から5cm程度の皮切をくわえた。外側広筋筋膜をわけ、大転子頂点を触れた。大転子tipやや内側を意識してガイドpinを刺入した。クラウンリーマーにて刺入部を開孔し、ガイドワイヤーを刺入した。image側面像にて髄腔内にガイドワイヤーが入っていることを確認した。φ(①)mmのフレキシブルリーマーを髄腔内に挿入し、リーミングした。(①+1)mmのフレキシブルリーマーにて小転子下レベルまでリーミングした。
φ(①)mm 170mm γnailを使用することとした。lag screwのガイドpinが頚部の中央を通るように刺入した。骨頭軟骨下骨より5mm手前までガイドpinを挿入し、デプスゲージにて計測。(②)mmまでリーミングした。(②)mmのlag screwを選択し、挿入。コンプレッションをかけて骨折部を引き寄せておいた。set screw を締結後、lag screwが完全にロックされた事を確認し、90度戻してlag screwのスライディングを許容した。回旋不安定性を考慮し、Ulagを刺入した。遠位横止めはstaticに(③)mmのlocking screwを使用した。end capはstadを挿入した。
創部を十分に洗浄した後、筋膜を1号バイクリルプラス、皮下を3-0バイクリルプラス、皮膚を3-0ナイロン糸にて縫合し、手術終了した。